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加藤高明内閣(かとうたかあきないかく)

憲政会総裁の加藤高明が組織した政党内閣(1924.6.11~26.1.30)。はじめは護憲三派内閣(憲政会・政友会・革新倶楽部)。第2次護憲運動で護憲三派が勝利して成立。第50議会で貴族院改革・普通選挙を実現,また治安維持法を制定。宇垣一成(かずしげ)陸相による陸軍軍縮も実行された。幣原(しではら)喜重郎外相は中国内政不干渉方針をとり,ソ連との国交を回復した。1925年(大正14)7月,税制整理をめぐる憲政会と政友会の対立により総辞職したが,背後には中国政策をめぐる対立があった。8月2日,憲政会単独内閣に改造し政友本党と提携したが,第51議会の会期中,首相の病死により総辞職した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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