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GATT(ガット)

正称は関税および貿易に関する一般協定(General Agreement on Tariffs and Trade)。国際機構の名称でもある。1947年,国際貿易機関(ITO)の予備憲章起草を意図するジュネーブでの国際貿易雇用会議で,23カ国が臨時に調印したが,ITOは成立せず,GATTが自由・互恵主義による貿易拡大をはかるための国際機関として発展。締約国団会議と理事会をもち,事務局はジュネーブ。日本は52年(昭和27)に仮加入,55年に正式加入。関税引下げ・非関税障壁軽減の交渉として,ケネディラウンド(64~67年),東京ラウンド(73~79年),ウルグアイラウンド(86~94)がある。95年解消し,新たにWTO(世界貿易機関)がスタートした。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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