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学校令(がっこうれい)

1886年(明治19)の帝国大学令以降,第2次大戦後の教育改革で学校教育法が制定されるまでの間の学校制度に関する勅令の総称。とくに86年公布の帝国大学令・師範学校令・小学校令・中学校令・諸学校通則の五つをさすこともある。1885年初代文相に就任した森有礼(ありのり)は学校に関する基本法令を,それまでの総合規定方式から学校の種別ごとの単行勅令方式に切り替えた。その後90年の小学校令改正時に,教育法令は勅令によるという慣例が成立し,戦後改革まで存続した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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