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ガダルカナルの戦(ガダルカナルのたたかい)

太平洋戦争中,米軍の反攻上陸から日本軍の撤退までの半年間にわたるソロモン諸島のガダルカナル島の争奪戦。日本が同島に飛行場を造成したことを知ったアメリカは,1942年(昭和17)8月7日海兵1個師団を基幹とする兵力を上陸させて飛行場を占領。日本は奪回しようとして,艦隊支援のもとに陸軍部隊をつぎつぎに投入して反撃したが失敗。第17軍はさらに第38師団を投入して攻撃しようとしたが,この間第3次ソロモン海戦などの結果,重装備・弾薬・食糧の補給が至難となり撤退を決意,43年2月上旬1万余の将兵の撤収作戦を行った。この戦で日本は多くの兵員・装備・航空機・艦船・燃料などを失い,国力を大きく低下させた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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