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賢所(かしこどころ)

「けんしょ」とも。尊所・神座・神殿とも。宮中において天照大神(あまてらすおおみかみ)を象徴する神鏡を安置し祭る所。平安宮では,綾綺殿(りょうきでん)の東の温明殿(うんめいでん)にあった。神殿に奉仕し,神鏡の守護にあたる内侍(ないし)の居所でもあったため,内侍所(ないしどころ)とも称した。賢所には三種の神器の一つである八咫鏡(やたのかがみ)のほか,天皇の権力を象徴する太刀・節刀・鈴なども保管された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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