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葛西善蔵(かさいぜんぞう)

生没 1887.1.16~1928.7.23 大正期の小説家。はじめ歌棄(うたすつ)と号す。青森県出身。若くして貧窮生活を送るが,すべてを犠牲にしつつ孤独の中で芸術の完成をめざした。破滅型の私小説作家として知られる。1912年(大正元)同人誌「奇蹟」を創刊し,「哀しき父」を発表。18年「子をつれて」で注目された。後期作品に心境小説「湖畔手記」などがある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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