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覚如(かくにょ)

生没 1270.12.28~1351.1.19 鎌倉末~南北朝期の浄土真宗の僧。京都生れ。父は覚恵(かくえ),母は周防権守中原某の女。親鸞の曾孫。幼名は光仙(こうせん),諱は宗昭。毫摂(ごうしょう)と号する。1286年(弘安9)出家し,翌年親鸞の孫如信(にょしん)から他力法門を伝授される。「親鸞聖人伝絵」「拾遺古徳伝」「口伝鈔(くでんしょう)」「改邪鈔」など多くの著述により,法然の正統な後継者としての親鸞と浄土真宗内における本願寺教団の優位性を主張した。1310年(延慶3)本願寺御影堂留守職3代を安堵された。伝記に「慕帰絵詞(ぼきえことば)」がある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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