革新倶楽部(かくしんクラブ)
大正末期の政党。1922年(大正11)11月立憲国民党を中心に,無所属倶楽部や憲政会を脱党した急進的普選派の代議士45人によって結成。実質的な党首は犬養毅(つよし)だった。普通選挙・軍部大臣武官制廃止・軍備縮小・行財政整理・減税・ソ連邦承認などを主張。第2次護憲運動では憲政会・立憲政友会とともに護憲三派を形成したが,憲政会・立憲政友会という大政党の間にあって党勢は伸張せず,24年の総選挙では30人に減少。25年5月に犬養ら多数派は立憲政友会に合流し,尾崎行雄らは中正倶楽部の一部と合同して新正倶楽部を結成した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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