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画指(かくし)

指則(ゆびのり)とも。字の書けない者が,文書に自分の名前を書くかわりに人さし指の長さと節の位置を書いたもの。本来中国の南北朝時代に始まったが,日本でもとりいれられた。「大宝令」の戸令(こりょう)に,妻を離婚する際,夫が字を書けない場合は画指をせよ,という規定がみられる。奈良時代は盛んに行われたが,中世以降はみられなくなった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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