満開の桜花の下で,幔幕(まんまく)を張り花見を楽しむ貴人の一行を描いた野外遊楽図屏風。狩野長信の作。左隻に当時流行の風流(ふりゅう)踊,右隻には16世紀に伝来し流行した楽器の三味線が描かれており,元和期頃の制作と推定される。右隻中央の2扇分は関東大震災時に焼失。縦149cm,横348cm。国宝。東京国立博物館保管。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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