「ときむね」とも。生没 1842.8.15~1900.6.29 臥雲紡績機の発明者。信濃国生れ。家業は足袋底(たびぞこ)織業で,20歳で仏門に入り,同国安曇郡の臥雲山孤峰院の住持となってまもなく還俗。1873年(明治6)臥雲紡績機(ガラ紡機)を発明し,第1回内国勧業博覧会(1877)に出品して最高賞の鳳紋賞牌を授与された。洋式紡績機が普及する90年頃までガラ紡全盛期を作りあげた。1882年藍綬褒章受章。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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