法号とも。仏教で出家者に対して戒律を授け,一生これを犯さないことを宣誓させて名を与える受戒の証としての名。のち僧が死者に戒を授けたうえで,「何々院何々居士(大姉)」「釈何々」と入道名を付与し,その法名をさすようになった。僧尼の戒名には法然房源空のように房号がついた。死者の戒名を墓石や位牌に書くのが広く定着するのは江戸時代頃から。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう
この記事が気に入ったらいいね!しよう