古代~中世,周囲に垣をめぐらして私的占有地であることを示した小規模な開発地。本来は畠を中心としたものだったが,開発にともなって屋敷が設けられ,周囲の林や水田なども含むものになった。数個の垣内が複合して小集落を形成することもあり,この集落も垣内とよぶ。全国にあるカイト・カイチ・カイドなどの地名は,こうした耕地や集落の名に由来する。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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