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開智学校(かいちがっこう)

明治初期小学校建築の代表的遺構。長野県松本市。地元の大工棟梁立石清重が東京の開成学校や医学校を参考にして造ったと伝える。1876年(明治9)竣工。伝統的な木造建築技術を母胎に隅石などの洋風意匠を積極的にとりいれているほか,玄関や望楼などに奇想的ともいえる造型が認められることから,擬洋風あるいは開化式建築の傑作とされる。学制の地方における展開や西洋建築の地方への浸透を示す遺構でもある。重文。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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