江戸幕府の洋学研究教育機関。1863年(文久3)8月「易経」の「開物成務(かいぶつせいむ)」という一句にもとづき洋書調所を改称して成立。慶応の改革の一環として,英語・フランス語・数学を中心に,教授方増員や職務割当ての合理化を推進。研究教育部門の充実がはかられ,67年(慶応3)までに幕府直轄学校のうち最大規模になった。68年(明治元)6月新政府に移管され,9月開成学校として再開された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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