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禁門の変(きんもんのへん)

元治甲子の変・蛤御門(はまぐりごもん)の変とも。1864年(元治元)7月京都でおきた,尊攘派萩藩の軍と公武合体派会津・鹿児島両藩を中心とする軍の衝突。前年の8月18日の政変によって尊攘派は京都から追放され,京都では公武合体派が勢力をもり返した。64年1月参予会議が成立したが,尊攘派も挽回を策動するうちに6月5日池田屋事件がおこった。これを契機に萩藩は強硬論に転じ,京へ進発した。6月24日萩藩軍は京を囲み,軍勢の対峙が続いた。7月19日早朝戦端が開かれたが,1日で萩藩軍が敗北。京都市中は大火災となり,獄中の志士の多くが殺害された。7月21日長州追討令が出され,第1次長州戦争となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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