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許六(きょりく)

生没 1656.8.14~1715.8.26 江戸前期の俳人。近江国彦根藩士。姓は森川。名は百仲。別号は五老井(ごろうせい)など。1692年(元禄5)江戸在勤中に芭蕉に入門。芭蕉最晩年の弟子だが,画道の師と仰がれ,帰国の際「柴門(さいもん)之辞」を贈られるなど,素質を高く評価された。蕉風俳諧の格式を制定しようとした「韻塞(いんふたぎ)」「篇突(へんつき)」の共撰,俳諧史論「本朝文選」「歴代滑稽伝」,芭蕉句集「泊船集」の補正,漢詩の俳文化を試みた「和訓三体詩」など多彩な活躍をした。蕉門十哲の1人。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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