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教派神道(きょうはしんとう)

明治初年以降に布教が展開された,基本的に神道の考えに立脚した新興宗教。国家祭祀を担当する国家神道とは別に,神道の宗教的部門を行うものとして位置づけられ,神道事務局の設立を契機に1876年(明治9)の黒住(くろずみ)教以降,国家に公認されて活動を行った。神道十三派と99年に解散した神宮教の14派を総称すると考えられる。種々の神道・陰陽(おんみょう)道・修験道・山岳信仰・国学など,多様な宗教・民間信仰・学問を教義の基底におき,布教開始年代や教団の組織化,開祖の前歴などについても,各教派の性格は多様である。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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