晒首(さらしくび)とも。死刑の一種で,威嚇のため斬った首を公衆の前にさらすとされている。古くは死刑のなかでも最重刑とされ,平将門のような内乱の首謀者や政治犯に科せられることが多かった。首をさらす際に獄の門前の木を用いたことから,中世以降,獄門といういい方がうまれ,近世では梟首にかわる呼称となった。戦国期以降,磔(はりつけ)・火刑が最重刑として採用され,それらにつぐ重刑とされた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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