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宮中顧問官(きゅうちゅうこもんかん)

1885年(明治18)太政官達68号によって内大臣・内大臣秘書官とともに設置された勅任の官職。定員は15人以内で,帝室の典範・儀式に関する諮詢(しじゅん)に意見をのべ,内大臣が議事を総轄した。97年の官制改正により先の職掌を廃止し功労者を任ずるとした。1907年には宮内省官制で勅任名誉官として宮中顧問官25名をおくとした。はじめから名誉職的な色彩が強く,45年(昭和20)11月内大臣府官制廃止により廃官となった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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