貯木場のこと。江戸時代以前の木場では山城国木津川の木津,鎌倉の材木座などが有名。江戸時代に木材流通が盛んになり,日本各地に成立。出羽国能代(秋田杉),尾張国熱田の白鳥(しろとり)(木曾檜),紀伊国新宮(吉野北山杉),江戸深川,大坂の立売堀などがある。運送される河川の河口付近,海運による集散地,木材の消費都市にでき,材木問屋・仲買の商人が存在した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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