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紀友則(きのとものり)

生没年不詳。平安前期の歌人。三十六歌仙の1人。有友の子。紀貫之(つらゆき)の従兄弟。「後撰集」の藤原時平との贈答歌によれば,40歳まで無官であった。貫之らより一世代上の歌人。歌合(うたあわせ)で活躍し,貫之・凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)・壬生忠岑(みぶのただみね)とともに「古今集」の撰者となった。ただし「古今集」中に貫之と忠岑の友則追悼歌があり,撰集途中あるいは直後に没したか。「古今集」には貫之・躬恒につぐ46首がのる。勅撰集入集は65首。家集「友則集」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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