木下尚江(きのしたなおえ)
生没 1869.9.8~1937.11.5 明治・大正期のキリスト教社会主義者・小説家。長野県出身。東京専門学校卒。郷里で新聞記者となり受洗。中村太八郎らと普選運動などに従事したのち,上京して「毎日新聞」記者となり,足尾鉱毒問題で活躍。社会民主党結成や平民社の活動にも参加,日露戦争前夜には「火の柱」など反戦小説を執筆した。平民社解散後は月刊誌「新紀元」を創刊,東京市電値上反対事件に関係したが,母の死などから運動の第一線を離れた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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