屋内を仕切るために用いる調度の一つ。土居という台に2本の足を立てて,その上に横木をのせ,この横木から帳として布帷(かたびら)を垂らして,視線や風をさえぎるようにしたもの。高さによって,3尺几帳と4尺几帳がある。御簾(みす)の遮蔽性を高めるために,その内側に立てても利用された。平安時代の住宅でよく用いられた屏障具(へいしょうぐ)。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう
この記事が気に入ったらいいね!しよう