京都北山(現,京都市北区金閣寺町)にあった足利義満の邸宅。もとは1224年(元仁元)西園寺公経が造営した山荘で西園寺家の所有。1394年(応永元)12月,将軍職を嫡子義持に譲った義満はこの地を譲りうけ,97年室町殿を義持に与えて移住。以来,義満死去にいたるまで政治・文化の中心となった。義満没後まもなく寺となり,鹿苑寺(ろくおんじ)と称した。金閣寺はその遺構。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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