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北野天満宮(きたのてんまんぐう)

北野寺・北野聖廟・北野神社とも。京都市上京区馬喰町に鎮座。二十二社下社。旧官幣中社。祭神は菅原道真・中将殿・吉祥女。道真の託宣をうけた乳母の多治比文子(たじひのあやこ)が942年(天慶5)自宅の祠に祭り,947年(天暦元)現在地に勧請したのが創祀と伝える。959年(天徳3)社殿を建立。1004年(寛弘元)是算(ぜさん)の任命以降,別当により支配された。当初は道真の怨霊を鎮める鎮魂・雷神信仰が中心だったが,室町時代頃から文学・学問の神としての性格が強まる。中世には麹(こうじ)などの座が結ばれた。例祭は8月4日。「北野天神縁起」や1607年(慶長12)造営の本殿などは国宝。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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