生没 1871.5.24~1939.7.3 明治~昭和前期の日本史学者。徳島県出身。東大卒。文部省図書審査官,ついで文部編修として国定国史教科書の編修にあたったが,南北朝正閏問題がおこり職を退いた。のち京都帝国大学教授・東北帝国大学講師を歴任。日本古代史を中心に幅広い研究を行ったが,部落問題研究の基礎を築いたことや,関野貞との法隆寺再建・非再建論争などは特筆される。「喜田貞吉著作集」全14巻。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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