1. 用語
  2. 日本史 -き-
  3. 喜撰(きせん)

喜撰(きせん)

生没年不詳。平安時代の歌人。系譜・経歴など不詳。六歌仙の1人。「古今集」仮名序は「宇治山の僧喜撰は,詞かすかにして,始め終りたしかならず」と評する。確実な作品は「古今集」の「わが庵は都の辰巳(たつみ)しかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり」のみ。「古今集」編纂時すでに伝説的人物であったらしく,宇治山に住んだ歌詠みの僧ということしかわからない。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう