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岸田俊子(きしだとしこ)

生没 1863.12.5~1901.5.25 明治期の自由民権運動の女権弁士・作家。号は湘煙(しょうえん)。京都生れ。15歳で宮中に出仕,漢学を進講する。1882年(明治15)から自由民権運動に参加,各地を遊説して評判になる。83年滋賀県での演説「函入娘」で官吏侮辱罪と集会条例違反の嫌疑をうけ投獄される。中島信行との結婚後は「女学」に転じ,評論・随筆・小説・日記・漢詩などの執筆活動を行った。評論「同胞姉妹に告ぐ」は男女同権を主張した画期的な作品。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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