朝廷における儀礼の法式,またそれを規定した書物。古代日本では,固有の儀礼のうえに7世紀以来,中国の儀礼をとりいれて儀式を整備した。推古朝から孝徳朝・天武朝にかけてたびたび礼法が改正され,文武朝には朝儀の礼を定めた別式が作られた。平安初期には格式などの法令の編纂とともに「内裏(だいり)式」「内裏儀式」「貞観儀式」などが編纂され,中国的な要素を盛りこんだ儀礼の整備が図られた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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