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祇園女御(ぎおんのにょうご)

生没年不詳。平安後期の女性で,白河上皇の寵姫。平清盛の生母という伝説が「平家物語」にみえる。出自は,祇園社門前の水汲女,宮廷に出仕する女房,源仲宗の妻,藤原顕季の母で白河上皇の乳母の藤原親子の縁者など諸説がある。1105年(長治2)頃から記録にみえる。上皇の寵愛を背景に,祇園堂供養,五部大乗経講説,一切経供養などをもよおして多数の公卿・殿上人(てんじょうびと)を参列させた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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