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近藤重蔵(こんどうじゅうぞう)

生没 1771~1829.6.16 近世後期の幕臣・北方探検家。諱は守重,号は正斎。江戸駒込に御先手組与力の子として生まれる。1798年(寛政10)松前蝦夷御用取扱を命じられ,同年最上徳内らとともに択捉(えとろふ)島に渡り,7月28日「大日本恵登呂府」の標柱を建てる。東蝦夷地上知とともに択捉掛となり,1800年択捉に渡り,同島の開島に尽力。03年(享和3)小普請方となるが,07年(文化4)再び蝦夷地出張を命じられ利尻島を探検した。08年書物奉行。26年(文政9)長男富蔵の殺傷事件により改易。著書「外蕃通書」「辺要分界図考」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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