「おこわ・こわめし」とも。米を蒸したもの。水で煮る固粥・汁粥,すなわちのちのメシ・カユと対比されるが,むしろ古代では米を食するふつうの方法だった。現在では粳米(うるちまい)をメシとし,糯米(もちごめ)を蒸して強飯とする。赤飯は祝事の象徴だが,現在も宮座(みやざ)の神事などでは白い強飯が作られ,古代の食の伝統が神饌(しんせん)として残る。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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