亀田御役所土塁とも。北海道函館市にある城跡。五つの角をもつ星形をした日本最大の西洋式堡塁。蘭学者武田斐三郎(あやさぶろう)成章の設計。1857年(安政4)幕府の箱館奉行所として着工し,7年を要して完成。完成後まもなく榎本武揚が籠城し,箱館戦争がおきたため,城内の建物は被害をうけ,71年(明治4)廃城。発掘調査により幕末の品々が出土し,箱館戦争時の改修の跡も確認された。城跡は国特別史跡。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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