江戸時代に幕府や諸藩に仕えた絵師。幕府には御目見以上の格式をもち,月に6度江戸城本丸大奥の御絵部屋に出仕する狩野4家の奥絵師と,御家人格で出仕義務のない12家の表絵師がおかれた。これらの絵師は御用絵師と総称され,将軍および幕府に必要な絵画を描いた。諸藩にも同様の絵師がおかれた。江戸時代の朝廷絵所絵師,室町幕府の絵師も御用絵師とよぶことがある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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