天皇の護衛兵で御親兵を改称したもの。1872年(明治5)3月,陸軍大輔山県有朋(やまがたありとも)の意見により御親兵掛が廃止されて近衛局が設けられ,同時に近衛条例が制定された。薩長土3藩の精鋭からなっていたために政治的自負心も強く,近衛都督に就任した山県を悩ませた。徴兵制以降は成績優秀とされる通常の現役兵に代替されていった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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