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五人組帳(ごにんぐみちょう)

江戸時代,五人組の組合員の名前を記した帳簿。五人組成立当初は一紙文書のこともあるが,しだいに帳面仕立てが多くなっていく。正規の五人組帳は五人組帳前書とよばれる法令部分と,その遵守を誓約した五人組組合員の連印部分からなる。五人組帳は前書に示された法を村の構成員が五人組ごとに「請ける」という形をとるが,法自体が慣習法・道徳律から幕府禁令までさまざまな内容を含むため,その行為は年頭の行事として形式化していく。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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