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五人組(ごにんぐみ)

江戸時代,町・村において年貢納入・治安維持などの連帯責任を負った単位。5戸前後で構成されたが,組合せ方は近隣5戸ずつの場合が多い。五人組以前に十人組がおかれていた地域もある。五人組が全国的規模で制度化されたのは1633年(寛永10)頃。キリシタン・牢人取締りの強化,農民の土地緊縛が目的で,支配の最末端単位として重要な役割をはたした。村掟にそむいた者には,五人組外しという処罰が行われることもあった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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