江戸時代寺社奉行の管轄下におかれた碁打4家を統轄する役目。17世紀につくられ,当初は本因坊家の当主が就任し,その後は本因坊・井上・安井・林の4家の当主のうち最強者が名人になり,碁所の司(つかさ)になった。年1回江戸城で対局する御城碁(おしろご)に参画。名人を基準に全国の強豪の段位を定め免状の発行権をもち,囲碁の普及に大きく役立った。明治維新とともに消滅。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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