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古道大意(こどうたいい)

平田篤胤(あつたね)の講説を門人が筆録したもの。2巻。1811年(文化8)筆記,24年(文政7)刊。古学の大要,神代の概要,大和心などからなる。説の多くは本居宣長「直毘霊(なおびのみたま)」の影響をうけているが,天地創造論には服部中庸「三大考」の説もとりいれ,のちの「霊能真柱(たまのみはしら)」との関連も認められる。全編を貫く独特の講釈調からは,本居派とは異なった平田派国学の庶民性がよみとれる。「新修平田篤胤全集」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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