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後藤庄三郎(ごとうしょうざぶろう)

江戸時代,代々幕府金座(きんざ)の頭人,御金改役を勤めた後藤家当主の世襲名。本姓は橋本氏。初代庄三郎光次は大判座の後藤徳乗の弟子で,のち養子となって江戸に下り金座の主宰を命じられた。同時に銀座の設立にも尽くし,幕府御用達町人の上座を占めるようになった。11代光包(みつかね)は金包方に不正があり,1810年(文化7)伊豆三宅島へ流罪,庄三郎家は絶えた。跡役には初代庄三郎の養子の子孫で銀座年寄の後藤三右衛門孝之がついた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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