五大改革指令(ごだいかいかくしれい)
1945年(昭和20)10月11日,連合国軍最高司令官マッカーサーが,新任挨拶の幣原(しではら)喜重郎首相に対して口頭でのべた勧告。選挙権賦与による婦人の解放,労働組合の結成奨励,学校教育の自由主義化,圧制的諸制度の廃止,経済機構の民主化を内容とする。この結果,10月13日の国防保安法・軍機保護法の廃止,10月15日の治安維持法廃止,10月22日の「日本教育制度に対する管理政策」指令,11月6日の財閥解体指令,11月21日の治安警察法廃止,12月17日の選挙法公布,12月22日の労働組合法公布などのかたちで着々と実現された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう