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牛頭天王(ごずてんのう)

祇園社感神院(現,八坂神社)をはじめとする祇園系神社で祭られる祭神。本体は素戔嗚(すさのお)尊とされる。祇園精舎の守護神とされ,密教や陰陽道(おんみょうどう)と習合して日本に伝えられ,疫病や虫害を除去する神格として信仰された。播磨国広峰(現,兵庫県姫路市)に祭られていたが,のち洛東に勧請(かんじょう)された。形像は一定しないが,武装や束帯姿あるいは牛頭をかぶるかたちに造られる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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