1. 用語
  2. 日本史 -こ-
  3. 小正月(こしょうがつ)

小正月(こしょうがつ)

1月15日を中心とする正月行事。モチ正月ともよばれ,満月の望月(もちづき)からきていることから明らかなように,もともと年初の中心的な行事が行われる日で,陰暦を基本とした古い要素を残す。(1)餅花・繭玉(まゆだま)・成木責(なりきぜめ)などの作物の豊穣を予祝する儀礼,(2)豊凶を占う粥占(かゆうら)などの年占(としうら),(3)鳥追や左義長(さぎちょう)などの病気・災厄除けの火祭,(4)人々に祝福を与えるナマハゲのような神の来訪行事が各地で行われる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう