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呉春(ごしゅん)

生没 1752.3.15~1811.7.17 江戸中・後期の画家。四条派の祖。本姓は松村,初名は豊昌,通称文蔵。字は允白・伯望。号に月渓・蕉雨亭など。京都金座役人の家に生まれる。大西酔月から画技を習得,ついで与謝蕪村に画と俳諧を学んだ。1781年(天明元)摂津国池田へ移り,翌春,池田の古名呉服里(くれはのさと)にちなんで呉春と改名。京に戻ったのち円山応挙の影響をうけ,南画の抒情性と応挙の写実性を融合した独自の画風を確立する。代表作「柳鷺群禽図屏風」(重文)。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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