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コシャマインの戦(コシャマインのたたかい)

1457年(長禄元)5月コシャマインに率いられたアイヌの蜂起。蝦夷島における和人勢力の進出に対する最初の大規模な民族戦争。志苔(しのり)館など道南の館が次々陥落し,花沢館と茂別館の2館が残るのみであった。コシャマインを討った武田信広はこれを契機に蠣崎(かきざき)氏の家督を相続し,館主層を統一していく地歩を固めた。しかしその後もアイヌは1525年(大永5)まで断続的に蜂起をくり返し,東はムカワ,西はヨイチにまで及んでいた和人の居住範囲は狭められ,松前と上之国の天ノ川に集住したといわれる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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