徳川将軍家の親藩のうち尾張徳川家・紀伊徳川家・水戸徳川家の3家。尾張家は家康の九男義直,紀伊家は十男頼宣,水戸家は十一男頼房を初代とする。将軍の次,他の諸大名の上に位置する待遇で,官位は尾張・紀伊両家が従二位権大納言,水戸家が従三位中納言を極位極官とした。幕政の重要案件の相談をうけることもあり,将軍家の跡継ぎのいない場合の継嗣にたつこともあった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう
この記事が気に入ったらいいね!しよう