1. 用語
  2. 日本史 -こ-
  3. 御三卿(ごさんきょう)

御三卿(ごさんきょう)

徳川将軍家の親族のうち江戸中期に設けられた田安・一橋・清水の3家をさす呼称。田安家は8代将軍吉宗の次男宗武(むねたけ)を,一橋家は四男宗尹(むねただ)を,清水家は9代将軍家重の次男重好(しげよし)をそれぞれ祖とする。10万石の賄料と江戸城田安門・一橋門・清水門内に屋敷を与えられた。格式は御三家の尾張・紀伊家に準じ,御三卿の処遇は同等だった。11代将軍家斉(いえなり)・15代将軍慶喜(よしのぶ)は一橋家の出。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう