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御禊(ごけい)

「みはらい」とも。天皇・中宮・東宮・斎王などの行う祓(はらえ)の儀式。伊勢斎宮は三度の御禊といって,初斎院から伊勢神宮に入るまでに3度行い,賀茂斎院の場合は毎年4月の賀茂祭に先立つ午また未の日に賀茂川の河原で行った。天皇の場合は石清水・賀茂・平野臨時祭や臨時に宮中で行われたが,たんに御禊といえば大嘗会(だいじょうえ)御禊をさし,大嘗祭に先立って10月下旬に,賀茂川などの河原に行幸して盛大に行った。17世紀以降は宮中で行われた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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