国立歴史民俗博物館(こくりつれきしみんぞくはくぶつかん)
歴史学・考古学・民俗学の3分野の協業を通じて,日本の歴史と文化を総合的に究明する目的で,調査研究活動や資料収集を行う博物館。明治百年記念事業として千葉県佐倉市の佐倉城跡に建設され,1983年(昭和58)3月開館。当初文化庁の付属機関として設立が予定されていたが,初代館長井上光貞の努力で国立大学共同利用機関に変更され,国立民族学博物館と同様,研究博物館となって81年に設置された。展示には実物資料のほか復元模型や複製が利用され,ビデオや展示解説シートなども活用している。99年には総合研究大学院大学日本歴史研究専攻を設置。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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